東京で10年、ローカル(知多半島)で20年過ごした私が、両者をいろいろ比較してみました。
シリーズ第3弾は、みなさん気になる「健康」がテーマです。
・東京からローカルに移りたいなと考えている
・片方しか暮らした経験がないので、比較が気になる
ちなみに私はIT営業という中々にブラックな業種なので、結構参考になると思います。
会社も同じ会社で転勤したので、本社と支社の違いなんかも経験しています。
結論:ローカルの方が圧倒的にストレス減った!

ご想像の通り、圧倒的に田舎暮らし(特に地元)の方がストレスが減りました。
運動する機会も増えたので、体の健康度としても向上したと実感しています。
もうね最高です、地元。帰ってきて正解でした。
ちなみにもし帰る地元がない方や地元は嫌という方は、別のローカルで暮らす事を考えれば良いです。
例えば知多半島なら名古屋まで最大でも1時間で着きますし、海も自然もご飯も美味しいです!
他にも福岡なんかはオススメです。
博多付近は仕事も多い&周辺は程よくローカルで家賃も安いとあって、住んだら帰りたくない場所とも言われています。
さて、それでは具体的に東京とどう違うのか、私の生の体験ベースでお伝えします。
仕事は殺伐→自分のペースでOKに
東京本社から名古屋の事業所に転勤して感じたのは、「殺伐感が薄い(ほぼない)」ことでした。
本社は誰かが毎日遅くまで残業していて、誰かの怒鳴り声が週3回は聞こえ、高いスキルと高速処理を求められ、疲弊して家に帰っていました。
それが名古屋の支社に来たらガラッと変わり、19時にはほぼ全員が帰宅してるし、怒鳴り声は月1回も聞かないです。
さらにローカルには高レベルの競合も比較的少なく、そこそこのスキルと高速処理を身につけた私は、相対的に仕事ができる人間になりました(と思う)。
東京でそこそこ仕事できた人は、地方支社に来たらエースクラスになれます。
といった感じで仕事は身につけたスキルで高速処理すれば割とすぐ片付くので、ストレスも少なくなりました。
また、お客様もローカルの方がおおらかな事が多く、のほほんと仕事できたりします。
※反面、仕事が進みにくいケースもあります。
そして極めつけは、経営層と会わずに済むようになりました。
私にとってはかなりのメリットで、上の人とすれ違うだけでも緊張しがちなので、普段会わないと正直かなり楽です。
ぶっちゃけ上席との飲み会の多くが、楽しさよりストレスでした。
結論として、心に余裕をもって伸び伸び仕事できています。
休日の趣味が増えた&支出は減った
つづいて健康には欠かせない、休日の過ごし方についての変化です。
東京時代の私は休日も家にいることは少なく活動的でした。
例えばテニスしたり、勉強会に参加したり、友達と遅くまで飲んだり、ラーメン巡りしたり。
表面上は充実した休日のように思いますが、本音をいうとストレスを発散させるために動いていただけです。
◆東京勤務時代
東京って何するにもお金がかかるので、ストレス発散のため浪費→仕事でストレス→休日浪費→…といった最悪循環にハマっていました。
結局それを続けていた結果、貯金も貯まらず心身とも疲弊し鬱一歩手前になり、地元に戻ってきました。
では知多半島に戻ってからはどうかというと、その逆の循環がおきました。
◆地元に戻ってから
仕事ストレス低い→休日浪費癖なくなる→貯金貯まる→仕事辞めても1年は生きられる→ストレス低い→休日楽しい!
休日が本当に楽しくなったので、趣味も必然的に増えました。
- テニス:東京時代もやっていた
- 魚釣り:子供の頃からの趣味で、本格的に再開
- ドライブ:車を人生初購入し、週末ドライブ
- ブログ:インドアの趣味としてはじめた
- UFOキャッチャー:お金に少し余裕が出てハマっています
ちなみに、ローカルだと休日に使うお金も少なく済みます。
飲み会4,000円/カフェ1,000円
テニスコート1,200円/ゴルフ2万円
海で遊ぶ0円/山に登る0円/釣り1,000円/
ドライブ500円/テニスコート300円/ゴルフ0.1円(練習だけ)
※支出の詳細比較はこちらの記事にまとめています。
睡眠の質が向上した

さらに健康でとても重要な、睡眠についての比較です。
東京時代は住む場所が悪かったのですが、首都高の横や片道2車線のすぐ近くのアパートに住んでいたりしました。
防音してても振動や夜間の音は遮れず、外は24時間明るいままで、睡眠の質は最悪一歩手前でした。
その時からスマホの睡眠アプリを使い出しましたが、ご覧の通り。
下写真の左が東京時代で、右が今現在です。
睡眠時間は東京時の方が長いのに睡眠が浅いため(赤線部分)、いつも疲れたままでした。
一方で、知多半島は線路付近をのぞいてめっちゃ静かです。
まるでこの世に自分しかいないんじゃないかと思うくらいです。
そして電気もあまりないので外は真っ暗です。
極めつけは朝に鳥のさえずりが聞こえます。
まるで実家に久々に帰った時に爆睡してしまう現象が、毎日続く感じです。
このように明らかに睡眠の質は上がりました。
結果として、普段の疲れは比較的回復するようになりました。
対人ストレスが90%カット
最後の比較として、人とのコミュニケーション等によるストレスです。
90%カットというのは、ずばり満員電車と人混みがなくなった事によります。
満員電車は人生で1度は経験しましょう。
ただし人生で1度きりで良いです。
例えば、ディズニーランドに旅行にいって「東京めちゃ電車混んでたわ!」と笑い話になる程度d十分です。
日々の満員電車は心身がほんとうに摩耗します。
朝の通勤だけで1日の気力の60%は削り取られるので、東京時代は残り40%で仕事と戦っていました。
今もなお満員電車に載って通勤する人が多いと思いますが、辞めたほうが良いです。
家族のため稼ぐ必要があっても、長期的には心身を壊し家族を守れなくなります。
それよりもローカルに移って減った収入を副業で補う方が聡明だと思います。
ちなみに私の東京時代とローカル現在での感想はこんな感じです。
誰にも会いたくない。外はヒトヒトヒト→引きこもるしかない→心もふさぎがち→深夜徘徊
マジで人いねえ、すれ違わねえ。→海だ山だーひゃっほーい!
ドライブすればヒトとは会わずに移動→楽ちん!
収入減でストレスになることも…
以前の記事(こちら)でご紹介した通り、収入は減りました。
幸い2年で収入は戻りましたが、同じ会社で転勤だったからことと、好景気だったからと考えています。
転職でローカルに移り住む場合、給料はかなり減る覚悟はした方が良いです。
特に2020年4月現在は不況局面になったので、収入は長期間増加しない事が予想されます。
収入が減った結果、生活の品質が落ちたりお金の工面で苦労したりしだすと、それ自体がストレスになります。
そうならないよう貯蓄をある程度(例えば1年働かなくても生活できる程度)貯めてから、ローカルへ転職(転勤)することをオススメします。
※ブラック企業は別で、すぐに辞める決断をしましょう。

ローカルは病院の数と質が心配
これまでローカルの方のメリットを書きましたが、もちろんデメリットもあります。
例えば病気になってしまった場合、田舎すぎると病院が心配です。
病院まで車で1時間かかるとか、高齢者の溜まり場になっていて受診まで毎回1時間かかるとか。
特に最近大流行している新型コロナウィルスのように、未知の脅威に対する最新設備や医者の質はまったく期待できません。
対策としては、ちょうどよいローカル(例えば私の住む大府市は名古屋まで電車で20分)を選び、休日はさらに田舎の方へ遊びに行くと良いです。
まとめ:ローカルに暮せばストレスは減り健康度は上がる
私の経験から結論としてローカルに暮らす方が健康度は上がります。
ただし転職などで収入が落ちてローカルに来る場合は、事前に貯蓄を準備してから行動しましょう。
直近ではテレワークの整備が急速に進んでいることからも、もはや東京で働く意味は薄れてきたと感じています。
他の方のケースが知りたい方は、Twitterで以下の方が田舎に移住して結果を発信されており、私も参考にしています。
しゅうへいさん:こちら
さかえるさん:こちら
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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「知多半島をより良く」できるよう、これからも良い情報をWEBに載っけていきます。
・大学で上京、そのまま就職(IT営業)
・東京10年間で7回引っ越す(色々な所に住んでみたかった)
・入社7年目で名古屋に転勤、地元回帰
・5年ほど経過し、今に至る