東京で10年、ローカル(知多半島)で20年過ごした私が両者を比較してみました。
今回は第二弾で、お金の支出に関して私の実例を比べてみました。
※前回は収入に関して比べてみました(こちら)
・東京からローカルに移りたいなと考えている
・片方しか暮らした経験がないので、比較が気になる
まずは結論:月2万円ほど支出が減った

家賃やら生活費やら、もろもろ全部含めて計算したところ月2万円ほど支出が減りました。
ローカル暮らしならもっと減るのでは!?と思いますが、こんなもんでした。
でもでも、生活の質(QOL)は東京時代に比べて爆上がりしています。
支出が減ってQOLが上がるとか、コスパ無限大ですね。
では、その内訳をご紹介していきます。
①家賃(固定費)→月3.5万円減った
まず気になるのが支出の大部分をしめる家賃です。
ちょうど東京時代に弟と2人で江東区に住んでいた事があり、今と間取りは一緒(2DK)なので比較できました。
現在(大府市):月7万円(うち8千円は駐車場代)
金額だけだと比較情報が不足しているので、以下補足です。
・間取り(2DK)、だいたいの広さ(平米数)
・自宅から会社までの所要時間
・周辺の利便性(コンビニとか)
・駐車場の有無:今は月8千円で契約
・遊びに行くところ:東京時代は自転車で銀座に笑
・静かさ:東京時代はうるさかった(片道2車線道路)
・宗教などの訪問勧誘:東京時代は多くて居留守してました
とまあ比較した様に、金額面でも環境面でも現在が圧勝です。
それに月3.5万円の違いって純粋にでかいです。
サラリーマンで月3.5万円プラスで稼ごうとしたら、昇格クラスしかないですからね。
つまり私は地方に帰って実質昇格したようなもんです。
ちなみに私が勤めている会社には家賃補助がありますが、地方と東京との差は数千円なので結局今の方がお安いです。
というか東京の家賃が高すぎると思い、若者がどれだけ東京で頑張って働いても貯金できないワケを体感しています。
②食費など生活費(固定費)→月5千円くらい減った
続いての大きな支出は毎日の食事代です。
私は家計簿つけないので比較しづらいのですが、どちらかと言えば減りました。
ただ減ったと言っても、月5千円は変わらないです。
主な理由は外食が減ったからとコンビニ飯が減ったからです。
東京は魅力的なごはん屋さん(特にラーメン屋)が多くて大変でした。
おかげで財布は軽くなり、お腹まわりは重たくなっていきました。
また、近くに安いスーパーがなかったので外食でない日はコンビニ飯でした。
コンビニって行くとついつい余計なものまで買ってしまって、割高になってた気がします。
一方現在は帰り道にスーパーがあり、惣菜(時には半額シール付)が買えます。
また相方が作ってくれる日もあるので、2人なら割安です。
ちなみにスーパーで売ってる食べ物の値段は、東京と地方ではほぼ一緒です。
さらに外食もチェーン店ならメニュー価格は一緒ですね。
なので食費や生活費は「実は東京時代と大きく変化はなかった」が結論です。
③その他固定費→月3.5万円増えた
家賃と食費以外で、ざっと違いのある支出を比較してみました。

(1)車(自動車)の購入・維持費
まず一番コスト増になるのが車(自動車)です。
現代は車は持っているだけでお金飛んでいきます。
ざっくり計算してみたところ、私の車の場合、月1.8万円くらい維持費がかかっているようです。
※以下すべて月換算で、駐車場代は家賃側なので除いています。
重量税:1,367円
車検:5,833円
各種保険:4,166円
ガソリン:3,000円
合計:¥17,991円
また、車の購入代金を使用想定年数で割ってみましたが、月プラス1.5~2.5万円位でした。
※ご参考までに新車を200万円で購入した場合、7年換算で月プラス2.4万円です。
以上をまとめると、車だけで月3万~4万円近く支出が増えている計算となりました。
(間をとって3.5万円増としました)
ローカルは遊ぶにも暮らすにも車必須で仕方ないですが、結構な出費。。。
地方銀行本部のお客様も「週末しか乗らないので軽自動車に乗り換えた」と言ってた理由がよく分かります。
一方、東京時代は車は持ちたくても無理でしたので支出ゼロです。
移動は電車と徒歩で十分で、電車もほぼ定期券内で行けてました。
(2)その他の固定費は大きく変わらず
続いてその他の固定費としてざっと以下のモノを挙げて考えてみたところ、変動ほぼゼロでした。
この辺りはサービス内容が変わらない限り、金額は全国共通です。
・固定回線(家のネット)代
・Amazonプライムなどのサブスクリプション契約
・保険代
以上から、その他固定費の結論として月3~4万円は増えました。
④変動費:月1.5万円減った
最後に変動費を比べてみました。
といっても変動費なので、こちらも比較し辛いです。
思い付いた内容を載せておきます。
A)東京時代より減った:計4.5万円減った

◆飲み代:月2万円マイナス
飲み代は正直めっちゃ減りました!
東京時代は高ストレス環境だったことと、上司に連行誘って頂く事が多かったので回数がとにかく多かったです。
一方、ローカル(知多半島)に来てからは飲み会はほぼないです。
実は大学デビューのごとく転勤したタイミングで「普段は飲みに行かないキャラ」を確立しました。
転勤後の上司も一人で飲み歩きたいタイプだったので、ちょうどよかったです。
ざっくりですが、月2万円くらい飲み代が浮いています。
ただし、飲み代は人によっては逆になる(増える)かもしれませんのでご注意を。
◆ゴルフ代:月2万円マイナス
これも転勤の成果!笑
本社はゴルフ好きな方が多く、よく連行誘って頂き2ヶ月に1回はゴルフ場へラウンドしていました。
また、ゴルフ練習場もローカルに比べて倍くらい料金が高く、結構な出費でした。
ラウンド費用(2~3万円/回 ※交通費など含む)と練習場代(2,000円/回)で、合わせて平均月2万円ほど減りました。
ゴルフは投資と思って入社1年目からやっていましたが、結局投資分は今も回収できてないです。
なので私個人の意見としては、今の時代に若手の方は営業であってもやらない方が無難です。
◆本代:月5千円位マイナス
これは良くない支出減ですが、本の購入代金が減りました。
毎月5千円~1万円ほど本を買う習慣がありましたが、知多半島に戻ってからは月1冊程度です。
理由は環境が変わった事が大きいです。
東京だけあって本を読む習慣がある人が周りに多く、つられて良い習慣が出来ていました。
一度に4万円くらい本を買った事もあります。(その時は郵送してくれます)
それがローカルに来たらほぼ周りの方は本を読んでないので、逆につられています。

また、キンドル(電子書籍)のAmazonプライム特典で無料で読める本が増えてきたのも要因かなあと。
いずれにしても支出は減りました。
B)東京時代より増えた:月3万円増えた
◆趣味(釣具など):月5千円アップ
私固有の話かもしれませんが、知多半島に戻ってから趣味の釣りを本格的に再開しました。
そのため釣り道具を揃えたり、釣り餌を買ったりで月5,000円程かかっています。
◆デート費用:月2~3万円アップ
これも月によって変動ありますが、だいたい1~2万円です。
※東京時代の長い間は彼女がいなかったので、正確な比較にはなりません。
仮に東京時代で彼女がいたら、恐らく同じくらいかかってたかもです。
まとめ:トータルで月2万円減った!

さてここまで結構細かく挙げた支出の増減をまとめると、月2万円程減った結果になりました。
①家賃(固定費)→月3.5万円減った
②食費(固定費)→月5千円くらい減った
③その他固定費→月3.5万円増えた ※主に車
④変動費:月1.5万円減った
月2万円って結構でかいですね!
1年貯めたら海外旅行に3泊4日で行けるくらいの金額です。
生活の質は特に落ちておらず、むしろストレス減ったのでQOL(クオリティオブライフ)は上がっています。
面倒な飲み会やゴルフも減りました。
きっと私はローカルの知多半島が合ってるって事だと思います。
以上、私の実例をご紹介しました。
東京で頑張っているあなたも、この記事を参考にしてシミュレーションしてみると良いと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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「知多半島をより良く」できるよう、これからも良い情報をWEBに載っけていきます。
・大学で上京、そのまま就職(IT営業)
・東京10年間で7回引っ越す(色々な所に住んでみたかった)
・入社7年目で名古屋に転勤、地元回帰
・5年ほど経過し、今に至る